オワ丸(24歳精神障害者のブログ) ※更新していきます!

かなり月日が経ちましたがまた記事を書くかもしれません。

施設に見学に行った

今日、入院している病院のケースワーカーと看護師の人と訓練施設へ見学に行った。
約2ヶ月前に入院した時に新しい入居先の施設の資料をいくつか貰ったが、その時から良いと思える施設はなく俺は長期的な入院生活を余儀なくされた。
だが、前に母親が「一応ここの施設に見学に行ってみたら」と面会の時に言っていたので、俺は今後も入院生活が続くだろうと思い、ケースワーカーの人に日程を決めてもらい、その施設の見学日が今日だった。

移動手段は車でケースワーカーの方が運転してくれて、後部座席に俺と看護師の人が座り、目的の施設まで行った。

行く前からその施設には期待していなかった。
どうせ規則、ルールや制限が厳しい所だろうと思っていた。
俺は責任を取りたくないし、期待も出来ない施設だと思ったから前々から行くなら俺と病院関係者の人だけではなく、判断を決める両親も必ず来るようにケースワーカーの人にお願いしていた。なので両親と目的の施設で待ち合わせる形になった。

到着してその施設の責任者の人に会い、俺、父、母、ケースワーカー、看護師の5人で施設の説明を聞いた。

俺はこの施設の通常の入居期間が2年と聞いて絶句した。
そこで生活するなら細かい事をイチイチスタッフの人に許可を取らないといけないし、外出するにも「どこへ行くか」等を記録用紙に書かないといけないというのも非常に煩わしく思った。
基本的にその施設では訓練のように雑務や作業所へ通うのがほぼ毎日であり、自由時間は夜の19時~21時、起床は朝6時とやはり訓練所であった。

部屋は1人部屋だと言われて見てみれば、小型テレビ、押し入れ、簡易ベッドをギチギチに詰めた約1,5~2,0畳の非常に狭い、息苦しい部屋だった。
責任者は「(こういった基準の)1人部屋に居ると嫌でも外に出たくなりますよ笑」と言っていた。確かに数時間居れば気がおかしくなるぐらいの閉塞感をもたらす部屋には違いなかった。

もう施設について資料で説明されている時から「しんど、つら」という感情は湧き上がっていたが、1人部屋を見れば「マジでキツイ施設だな」と自然と思った。

資料で説明されている時から俺はずっと下を見て死んだ目をずっとしていたと思う。
責任者もオブラートに包んで施設等の説明をしていたが、良いように言っても無駄と思えるほど生活したくない施設であることには違いなかった。

こういった障害者が入居対象の施設の責任者は自分達の運営している施設はいかに素晴らしいか、楽しく暮らせるかということを言葉の端々に込めて言ってくる。
どんなに良く言っても無理な所は無理。

父親と母親は相づちもしつこいぐらいしていたし、質問もバンバンしていた。
父親のうなずきや「へえ!、なるほど!、ああ!」という同意の相づちもうるさく感じた。

ここの施設に入居している人達は恐らく鉄人であろう。